屋根塗装の耐用年数はどれくらい?長持ちさせるためのポイントは?
- 2023.01.09
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屋根材にもいろいろな種類があって、日本瓦だと耐用年数は50年以上とも言われています。
しかし、現在主流となっているスレートや金属屋根の寿命はそれほど長くはなく、美観や性能を保つためには定期的な塗装工事が必要となります。
ここでは屋根材に使用されている塗料の耐用年数と、屋根塗装を長持ちさせるためにはどうすればいいかについて、解説しています。
塗料の種類によって耐用年数は異なる
屋根に使用されている素材にもいろいろな種類がありますが、屋根塗装に用いられる塗料にもたくさんの種類があって、年々その数は増えています。
ここでは現在屋根塗装に使用されている塗料別の耐用年数を紹介します。
アクリル系塗料
アクリル系塗料の耐用年数は4~7年です。
コストパフォーマンスは非常に高いですが、耐用性は他の塗料と比較すると大きく劣ります。
さらに汚れも付きやすいことから、最近ではほとんど屋根塗装として使用されることはなくなりました。
ウレタン系塗料
ウレタン系塗料の耐用年数は6~10年です。
アクリル系塗料と比較してもコストパフォーマンス性に優れていて、耐用年数も長くなっています。色あせや汚れにも強いですが、最近では使用される機会が激減しています。
シリコン系塗料
シリコン系塗料の耐用年数は8~15年です。
現在最も屋根塗装に使用されている、耐久性にも優れた塗料です。
色あせや汚れに強い以外にも、防カビ・防藻などの性能も持ち合わせています。
ラジカル系塗料
ラジカル系塗料の耐用年数は8~15年です。
2012年に登場した新しい塗料で、価格面でも優れていて、耐久性が高いことでも知られています。
光触媒塗料
光触媒塗料の耐用年数は10~15年です。
光触媒効果で、汚れを自然の力で落としてくれる画期的な塗料です。その分コスト面では高くつくのが特徴で、耐久性には優れています。
フッ素系塗料
フッ素系塗料の耐用年数は15~20年です。
こちらも耐久性ではトップクラスです。
近頃では住宅にも使用されはじめていますが、大型の商業施設やビルなどに使用される頻度が多くなっています。防汚性にも優れていて光沢感を出せる点が特徴ですが、コストは他の塗料に比べると高くなります。
遮熱系塗料
遮熱系塗料の耐用年数は15~20年です。
その名の通りに太陽光の熱を反射する効果をもち、室内温度を下げてくれます。
耐久性に優れ、自治体によっては補助金を受けることも可能となっています。
省エネやエコなどの環境問題に配慮された塗料として注目を集めています。
無機系塗料
無機系塗料の耐用年数は15~20年です。
耐用年数が長く、耐久性もトップクラスで劣化がしにくい塗料です。
屋根塗装の耐用年数が過ぎているかどうかの判別法
屋根の塗料の耐用年数は、それを販売しているメーカーや商品によって異なりますが、建物が置かれている環境によっても耐用年数は長くも短くもなります。
建物の劣化を早める主な原因には、紫外線、雨風、排気ガス、地震などの災害などがあります。
したがってその影響を受けやすい場合は、目安となる耐用年数を迎える前の確認を実行することをおすすめします。
・屋根に汚れが目立っている
・塗装が剥がれてきている
・錆が出てきている
・塗装にひび割れが起きている
・カビなどが発生している
これらが屋根の表面に診られる場合は、耐用年数を迎えていなくても早めに対策をとりましょう。
ただし、屋根の状態を確認するには危険を伴いますので、専門業者へ点検してもらうことをおすすめします。屋根点検を無料で実施している業者もたくさんいます。
屋根塗装を長持ちさせるためのポイント
立地やお住いの地域の環境に合わせて、早め早めの点検をすることが、屋根塗装を長持ちさせることにつながります。
それ以外の長持ちさせるポイントを紹介します。
最適な塗料を選択する
屋根塗装を長持ちさせたい場合は、はじめから環境にもっともマッチした塗料を選択することがポイントです。
例えば、太陽の光がほとんど当たらないのに、高額な光触媒塗料を使用しても意味がありません。
施工業者選びが重要
環境に最適な塗料を選択するには、専門家の知識が必要となります。
また、同じ塗料を使用して工事をしてもらっても、作業内容によって耐用年数が変わってきます。
塗装を何回行うかによっても、耐用性が異なります。
見積金額や塗料の種類だけで依頼先を決めることはしないで、丁寧な工事をしてもらえる業者を選択すれば、屋根塗料の耐用年数を長くすることが可能になります。
まとめ
屋根塗装に使用される塗料の耐用年数は、短いもので4~7年、長いものだと20年以上と大きく異なります。
ただし、最近ではアクリル系やウレタン系の塗料はほとんど屋根塗装に使用されることがないことから、屋根塗料の耐用年数は10年以上が目安となっています。
とはいっても、建物は太陽光や雨風や排気ガスの当たり具合などでも劣化スピードは大きく異なります。そのため、目安となる耐用年数を迎える前に、劣化具合の確認作業を行うことをおすすめします。
屋根塗装をできるだけ長持ちさせるには、立地や地域などの環境を把握したうえで最適な塗料を選択したり、塗装工事を任せる業者選びを慎重に行うことが大事になります。
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